2019年10月18日金曜日

『音盤大學2019』 ■2019年11月30日&12月1日■粉浜商店街


『音盤大學2019』
■2019年:11月30日&12月1日
粉浜商店街(大阪市)にて、朝11時スタート
(詳細情報)http://morimotobookstore.tumblr.com/

触れる音楽は必要とされないのか?香りのする文字は必要とされないのか?
記憶と記録。

何もかもが「どちらか一方」になっていく世界の中「どちらも大事」「どちらも大好き」と発信し続けることを、レコードと本に取り憑かれた僕たちにできることが何かないかと考え、共振してくれる方々と共にはじめたのが『音盤大學』。

そんな僕たちの文化の発信拠点であるはずの個人商店・小売店が姿を消しはじめ

モニターの向こうのどこかの誰かのオススメを買っていくことが、かつてあんなにもワクワクした〈買い物〉だったのだろうか?

少なくとも僕たちにとって〈買い物〉は単なる〈消費〉ではなかった。

こづかい、バイト代を握りしめ、隣町まで。

そこで得たものは少なくとも消費だけでは得られない様々なストーリーがあり、僕たちを育ててくれていたはず。そんな想いを携えてマーケットにできれば、これからも我々の『好きなもの』の世界を続けていけるのではないか、と考える。

既存のスタイルであるレコードフェア、古書市の良さは損ないたくなく、しかしそれだけでは抗えない。

間口を広げて、マニア〜初心者までが同居できるレコードフェアや古書市を目指す時、一番最初に思い浮かんだのがかつて何処にでもあった町の風景。お目当のレコード屋に行って目的のものを見つけた刹那、壁には気になっていたあのアイドルのシングル発売の知らせ。財布の事情もあるけれど、ムズムズして店から離れられないあのもどかしさ。帰り道に本屋の前を通れば、大好きなマンガの続きが発売されている!そんな大事な戦利品を家に持ち帰る前に肉屋のコロッケで胃袋を落ち着かせる。

当たり前にあった風景をレコードフェアに落とし込めることができたなら、本当の意味で間口の広いイベントが出来るのではないだろうか?

音盤大學も今年で4年目。愛されているお店はもちろん、普段はイベントに出店しないお店や、ネット通販だけのお店、そして私物を放出する個人店などが集まり、独自のレコード&古本フェアとして形作られてきた。
2019年は様々なスタイルの出店店舗が60店を超える事になり、楽しみ方もさらに多様性を持ったイベントに。

来たる11/30・12/1の2日間をどうぞお楽しみください。ここであなたの好きなものが見つかりますように。

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